~タイをこよなく愛するタイ料理研究家、両角舞さんの連載フードコラムです~

 

タイ料理屋さんに行くと聞いたことのない料理名が並んでいて何を選べばいいかわからないということがあるかと思います。響きとインスピレーションで頼んでみるというのもおもしろいですし店員さんと会話しつつ選ぶのも楽しいですが、タイ料理名は意外と簡単に覚えられるのです。

タイ語の単語で素材×調理法、味を組み合わせて名前になっているものが多いので、基本的な単語を知っておくとどんな料理か想像できるようになります。たとえば代表的な酸っぱ辛いスープ、トムヤムクンはトム=煮る、ヤム=混ぜる、クン=海老という三つの単語でできています。海老の入った、色々な具材や味の混ざったスープです。クンの部分がタレ―=シーフードや、ヘット=きのこ、などのアレンジメニューもあります。

カーオパッガパオガイ

●カーオパッガパオガイ

他にも人気のメニュー、鶏肉を使ったガパオライスはタイ語でカーオパッガパオガイと言いますが(単語の並びは変わる場合もあります)、これもカーオ=ごはん、パッ=炒める、ガパオ=ホーリーバジル(材料名)、ガイ=鶏肉という単語で成り立っています。鶏肉ではなく豚肉の場合はムー、牛肉はヌアとなります。ちなみに目玉焼き乗せになると後ろにカイダーオがつきます。

 

●ヤムウンセン

●ヤムウンセン

海老、シーフード、きのこ、鶏肉、豚肉、牛肉あたりを覚えてしまうとメニューが分かりやすくなりますよね。そして前出した煮る、混ぜる、炒めるの他にトード=揚げる、ヤーン or ピン=炙り焼く、ヌン or トゥン=蒸す、という調理法があります。このあたりと組み合わせていくと料理が見えてくるのです。
ちなみにヤムは混ぜる、和えるという意味ですのでサラダや和え物という意味になります。春雨のピリ辛サラダ、ヤムウンセンはヤム=和える、ウンセン=春雨です。明快ですよね。

もちろんこれ以外にも味付けだったり他のたくさんの素材の単語があるのですが、基本的な事を知っておくだけでも料理が見えてきて楽しいですよ。

 

タイ料理のお店、もしくは旅行でタイに行かれる時は少しの単語を頭に入れていくと何倍も食事を楽しめるはずです!

 

(写真と文)
タイ料理研究家・フードコーディネーター
両角 舞
mai_morozumi☆もろずみ・まい

料理人として10年間修業を積んだ後、フードコーディ―ターに転身。某専門学校で調理講師、2009年より5年間CX系「めざましテレビ」のフードコーディネーターを務めた他、銀座で料理教室を主宰。
2012年「ELLE a table」フードバトルグランドチャンピオン。著書に『塩ヨーグルト完全使いこなしレシピ80』(世界文化社)がある。
タイのハジャイ、バンコクでのレストラン立ち上げに関わり、メニュー考案、調理に携わる。現地での生活の経験を活かし、現在はタイ料理研究家として活動中。

ホームページ
Mai Morozumi 両角 舞 http://morozumimai.com/

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