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しっかりとしたクレマをたたえたエスプレッソ。多めの砂糖を入れてかき混ぜすぎないのが本来のたしなみ方。
日本ではドリップ式のコーヒーが主流だからか、ブラックが違いの分かる飲み方とされるようですが、エスプレッソはカップの底に沈殿した砂糖を最後にじゃりっと食べるのも一つの味わい方。
オイル分の多いエスプレッソのコクや香りは、しっかり甘くしてこそ生かされ完成されます。
抹茶ラテなどのスイーツアレンジ系はともかく、お茶席で抹茶に砂糖を入れないのが常識だとしたら、エスプレッソにはきちんと砂糖を入れるのが流儀。
大人の嗜好品は作法を知ることも味わい深い人生の楽しみ方ですね。

(写真と文)
フード&テーブルコーディネーター
岩下 亜希
○いわした・あき
京都のホテル勤務を経てフランスに留学。リヨン郊外のリゾート開発会社に勤務、約2年滞在。
帰国後、フードビジネス、フラワーアレンジメント、テーブルコーディネート、撮影スタイリング等を学び、自宅キッチンスタジオにて、企業のメニュー 開発、飲食店や雑誌・広告の料理撮影、レシピ考案、フードスタイリング、テーブルコーディネート等を手掛ける。ホームページ
「おいしい週末」bonbonTable http://www.bora-bora.jp/

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